2024年
10月
30日
水
11月は毎週木曜日の他に、祝日の3日(日・文化の日)と4日(月・振替休日)23日(土・勤労感謝の日)が店休日となります。
宜しくお願い申し上げます。
2024年
3月
18日
月
エドワードグリーンのシングルモンクストラップです。
いつも滋賀県から配送でご依頼いただく常連様です。
当初はハーフソール交換とトップリフト交換でご要望いただきました。
現物を確認すると、右足内側の出し縫いが完全に切れていました。
オールソール交換をご提案したところ、快諾していただきました。
オリジナルに近いレザーオールソールで修理させていただきました。
底縫いの糸を見えなくするヒドゥンチャネル仕様に飾り釘はエドワードグリーン仕様です。
お客様よりコメントいただきました。
『ヒドゥンチャネル仕上げ本当にカッコいいです。
いつもながら丁寧なお仕事に大変満足しております。』(一部抜粋)
コメントありがとうございました。励みになります。
ライニング上部の擦れによる傷みもありました。
革を当てて縫い付ける腰裏修理をさせていただきました。
どの修理もそうですが、酷くならないうちにご依頼いただくことをお勧めします。
2024年
3月
08日
金
今回は珍しくバックショットからの紹介です。
息子さんの靴を見るに見かねたお父様からのご依頼です。
ヒールの外側は擦り減り、フラットシューズのような佇まいになっていました。
ヒールだけではなく、ソールの損傷も激しかったです。
ちなみにこの靴は数年前に当店でオールソール交換させていただいておりまして、当時のafterの画像です。
一番の問題はアッパーのヒールカップの損傷でした。こちらは左足です。
こちらが右足です。
破れている箇所だけを補強するのではなく、あたかも初めからこういうデザインだったかのように自然な仕上がりを目指しました。
言われなけば分からないのではないでしょうか。
今回はレザーソールよりも耐久性の高いラバーソールの中からダイナイトソールをお選びいただきました。
革の質感や色合いも違和感なく仕上がりました。
2024年
3月
01日
金
サンダルなのに一年中修理のご依頼があるビルケンシュトック。
3種類の修理をご紹介します。
かかとの擦り減りが気になったら、先ずは部分修理です。
かかとの減った箇所を補強します。
つま先やソール全体の擦り減りや滑りやすさが気になったら、ソール全体を交換することをおすすめします。
当店ではビルケンシュトックのオールソール交換で定番のVIBRAM8327WOODSTOCKソールで修理しました。
衝撃吸収性と耐摩耗性に優れたMORFLEX素材配合のスポンジソールです。
ビルケン愛好家の常連様にも大好評のソールです。
こちらはダナーのブーツで使用されているVIBRAM148ソールで修理しました。
少し重くなりますが、耐久性やグリップ力を重視する方におすすめです。
暖かくなってくるこれからのシーズンにより一層活躍してくれること間違いなしです。
2024年
2月
25日
日
レッドウィングのオックスフォードシューズです。
好き過ぎてヘビーローテーション故にほつれてしまうのは必然です。
元の縫い穴を目掛けて一針一針縫います。
ライニングも破れています。
革を当ててトップラインを縫い付けて補強しました。
アッパーの色落ちも目立つ状態でした。
クリーニングをしてブラックのシュークリームで磨き上げました。
こちらのレッドウィングポストマンシューズもほつれていました。
幸い革は破れていなかったので、元通りに仕上がりました。
ライニングの損傷は激しかったです。
見た目はもちろん、履き心地を改善できます。
状態がひどくなりすぎる前に修理することをオススメします。
2024年
2月
19日
月
J.Mウェストンのローファーをレザーソールからリッジウェイソールにオールソール交換しました。
オリジナルのレザーソールはシングルソールでスマートな印象です。
リッジウェイ=畦道という意味で、畦道でも滑らないグリップ力が特徴です。
突起はソール中央に配置されているので、サイドからはスッキリした仕上がりになります。
こちらはスコッチグレインのUチップダービーです。
カジュアルな靴やブーツにベストマッチします。
クロケット&ジョーンズのモンクストラップです。
フォーマルなドレスシューズやビジネスシューズにもマッチします。
雨の日用の靴にもオススメします。
2024年
2月
15日
木
レッドウィングのショートエンジニアです。
タフに履きこまれています。
オリジナルに近い仕様でオールソール交換しました。
コバのカラーは革目を活かしたニュートラル仕上げです。
レッドウィングのロングタイプのエンジニアブーツです。
良い感じの雰囲気に仕上がっています。
アイリッシュセッターでお馴染みのVIBRAM4014ボブソールでオールソールしました。
エンジニアブーツに大人気のカスタムオールソールです。
2024年
2月
12日
月
こちらはチーニー製のポールスミスの靴をシングルソール仕様でオールソール交換しました。
シングルソールは1枚のアウトソールのみで作られています。
ビジネスシューズはシングルソールが多いです。
こちらもチーニー製ポールスミスの靴ですがダブルソール仕様でオールソール交換しました。
ダブルソール仕様とは、アウトソールの他にミッドソールを追加して2枚のソールで作られている靴のことです。
ダブルソールはブーツなどで採用されることが多いです。
シングルソールの特徴は、
・華奢でスマートな印象。
・足馴染みが良く、軽量。
ダブルソールの特徴は、
・どっしりと重厚で堅牢な印象。
・地面からの突き上げ感が少ない。
履き心地等も変わってきますが、個人的には見た目の印象・雰囲気で判断すると選びやすいと思います。
シングルソールからダブルソール(逆もアリ)に変更することで貴方オリジナル仕様にすることが可能です。
修理を楽しみましょう。
2024年
2月
08日
木
ウォークオーバーのオールソール交換で定番だったレンガ色のダイナイトソールが廃盤になりました。
当店での最後のレンガソールになりました。
個人的には好きなカラーだったので残念です。
需要の少ないカラーソールは消えていく運命なのでしょうか。
いつの日か復活することを願うばかりです。
2024年
2月
05日
月
ご家族皆さんでご利用いただいており、今回は息子さんのレッドウィングです。
数年前に当店で純正の白いボブソールからVIBRAM700でカスタムしております。
この仕様も大人気で履きこまれて風格が漂っています。
今回はEVA素材のボリュームのあるVIBRAM2021ソールに交換しました。
圧倒的に軽くなりました。
厚みはあるのですが、黒色にすることで引き締まった印象です。
軽さと歩きやすさを求める方におすすめです。
こちらのレッドウィングは純正の白いボブソールから2021ソールの兄弟ソールのVIBRAM2060ソールに交換しました。
サハラというベージュ色で落ち着いた小洒落た感じになりました。
踏まずにクビレがあり、スタイリッシュな印象です。
クッション性が高く、軽くて歩きやすい個人的にも大好きなソールです。
2024年
2月
01日
木
いつも南丹市から高速道路に乗って靴磨きをご依頼いただく常連様のリーガルです。
おそらく10回以上は磨かせてもらっており、私にとっても思い入れのある靴です。
以前からソールの損傷が見受けられ、ソール交換をご提案していたのですが、ようやく奥様の了承を得られたということでした。
ご夫婦といえども靴の価値観を共有することは難しいものです。
説得にかける労力を考えると頭が下がります。
耐久性の高いソールをご要望いただきましたので、普段はブーツに使用することが多いVIBRAM700ソールでオールソール交換しました。
今まではビジネスシューズにはご提案していなかったソールですが、違和感なくマッチしています。
なんなら黄色いロゴマークがアクセントになっています。
既成概念にとらわれず、柔軟な発想が大切と再認識させていただきました。
2024年
1月
24日
水
ヴァレンティノガラヴァーニのパンプスです。
女性客の少ない当店では滅多にお見掛けしないブランドです。
ご依頼いただいたのは常連の男性です。
新品のパンプスのレザーソールにする修理といえば、ハーフソール補強ですが、問題となるのが何色のラバーにするか?です。
ご本人ならその場で確認できるので意思を尊重できるのですが、代理人の場合は当店の意向でお勧めします。
自然な仕上がりを重視していますので、基本的にはコバの色に近いカラーをオススメしております。
しかしながら、最終的な判断はお客様にお任せしますので、ご納得いただくカラーをお選びいただけます。
こちらはサルトルのショートブーツです。
毎年サルトルはご依頼いただくのですが、冬にしか見た記憶がないです。
滑り止めにとハーフソール補強しました。
コバもソールも黒いのでブラック一択です。
2024年
1月
08日
月
近隣にお住まいの方でも目立たない当店をご存じない方は非常に多いです。
このレッドウィングをご依頼いただいたご近所さんもその一人でした。
このチャッカブーツはベックマンシューズと同じでコマンドハーフソールの加水分解により、オールソール交換となりました。
ベックマンに似た元と同じの仕様です。
オリジナルへの復元をご希望されることが多いソールです。
このオックスフォードはオフホワイトのボブソールからVIBRAM2060サハラに変更しました。
少し上品になった印象です。
ソールのくびれがスッキリした印象を与えてくれます。
数十年放置されていたということで乾燥でカサカサでしたが、オイルアップしてツヤテカに仕上げました。
こちらのオックスフォードはVIBRAM100のハニーをチョイスいただきました。
ゴツく存在感抜群ながら重くなりすぎない所がこの靴とマッチしています。
一度ご依頼いただいたお客様は当店の常連になっていただけると信じて、心を込めて修理しております。
2024年
1月
03日
水
年末に常連のお客様からトゥスチール交換でお持ち込みいただいたラスト違いのエドワードグリーンのストレートチップ『チェルシー』2足。
202ラストは『永遠の名作』といわれるグリーンを代表するラストです。
卵型の丸みを帯びたラウンドトゥが特徴です。
82ラストはロングノーズでシャープなフォルムが特徴です。
モダンでスタイリッシュな印象です。
並べて比べると違いがよくわかります。
キャップトゥの形だけでなく、大きさも違いますね。
見た目も大事ですが、履き心地も少し異なるようなので、迷ったら両方試着するのがよさそうです。
2023年
12月
21日
木
スコッチグレインのクリーニングのご依頼です。
正直状態は良くないです。
雨ジミがひどく表面はボコボコしており、白くなる塩浮きも見受けられました。
化粧品のCMではないですが、ハリとツヤが甦りました。
ボコボコしていた銀浮きや塩浮きも目立たなくなりました。
ソールは穴が開いていましたが、クリーニング後の状態を見て修理をご依頼いただきました。
穴の開いていたソール中央とつま先を補強します。この一行程が仕上がりと履き心地を左右します。
VIBRAMのスタンダードタイプのハーフソールで補強しました。当店で一番リーズナブルなハーフソール部材です。
LINEの友だち追加していただきありがとうございました。
2023年
12月
12日
火
2023年
12月
04日
月
2022年
7月
01日
金
レッドウィングのお手軽イメチェンのご紹介です。
VIBRAM2021ソールでソール交換しました。
ブラックにすることでシブく大人っぽい印象です。
VIBRAM2021ソールは厚みがありますが、EVA素材なので軽く歩きやすいです。
こちらはVIBRAM2060ソールでソール交換しました。
サハラというベージュ色にすることで落ち着いた上品な印象です。
上記の2021ソールと似ていますが、少しだけ薄くふまず部分がくびれているのが特徴です。
レッドウィングのソール交換の定番VIBRAM4014ソールのブラックです。
雰囲気は変えたいが履き心地を変えたくないという方にはこのソールおすすめです。
2022年
5月
30日
月
VIBRAMの登山型ソールのご紹介です。カスタムのご参考にしてください。
レッドウィングの定番であるオフホワイトのボブソールからのオールソール交換です。
ビブラム社の代表的なソールであるVIBRAM100ソールです。
ソールが白いとカジュアル感が強いですが・・・
ワイルドな印象になります。
サイドゴア交換も引き締め感を高めてくれています。
元はレザーソール仕様のロークのフルブローグのVIBRAM100ソール仕様です。
ブローグの多いビジネスシューズにもマッチします。
ソール一体型のVIBRAM1136でのオールソールです。
上記のVIBRAM100ソールより薄くてスッキリした印象です。
レディースショートブーツのオールソールにはVIBRAM2333ハーフソール仕様にしました。
2022年
3月
09日
水
ダナーの定番ソールと言えば、VIBRAM148ですね。
コンバットブーツでよく使用されるVIBRAM1276シエラソールです。
ミリタリー感が強くなります。
インパクト抜群のVIBRAM7124リップルソールです。
他人と被りたくない方に。
ワンピースタイプのVIBRAM2060ソールです。
圧倒的に軽く歩きやすいです。
登山靴用タンクソールのVIBRAM1136ソールです。
ハード系からカジュアルな靴まで幅広くマッチします。
クレープ(生ゴム)ソールです。
柔らかいクッション性が特徴です。
2022年
1月
27日
木
レザーソールのつま先が擦り減り、アッパーも損傷しています。
革で土台を作製してラバーハーフソール補強しました。
今回のようにソール上部の押縁が残っていなくても修理は可能ですが、早めに修理したほうが綺麗に仕上がります。
つま先の減りが気になる方にはトゥスチールをオススメします。
ソールのサイドを上部に巻き上げているマグナーニ独自のオパンケの場合はハーフソールのアゴを丸くして仕上げます。
2022年
1月
20日
木
京都府北部よりご来店いただき、配送で返送させていただきました。到着後メールにてご連絡いただきました。
『想像以上に綺麗に直して頂きありがとうございます。愛着があり、長年を共にしてきたブーツがまた新たによみがえり大変嬉しく思います。これからも大切に履きたいと思います。本当にありがとうございました。』(一部抜粋)
カンペールのソール交換は元通りにはいきませんが、元の雰囲気に近づくよう仕上げさせていただきます。
2021年
12月
28日
火
2021年
12月
23日
木
2021年
11月
23日
火
2021年
11月
19日
金
2021年
10月
08日
金
ドクターマーチンのサイドゴアブーツです。
学生時代に履いていたモデルなので懐かしいです。
ゴムが伸び伸びでヨレヨレになってしまっていました。
ゴムを交換するだけで見違えるほどシャキッとした印象に変わりました。
革もメンテナンスさせていただき、これからのシーズン大活躍してくれることでしょう。
2021年
10月
01日
金
大阪府より郵送でご依頼いただきました。
ヴィンテージトゥスチール&VIBRAMエクスプローションハーフソールの組み合わせ
ソールコバ側面の仕上げ
ハーフソールの継ぎ目の仕上げ
トップリフトラバー交換の仕上げ
2021年
3月
11日
木
スニーカーのソール劣化による貼り換えのご相談もよくいただきます。
出来るか出来ないかと聞かれると出来るものが多いです。
但し、元通りにはなりません。
NIKEのダンクです。
当店のスニーカーオールソール交換はユニットソールではなく、5つのパーツを組み合わせています。
カラーリングは元の雰囲気に近づくように仕上げました。
逆にオリジナリティー溢れるカラーリングにすることも可能です。
こちらはエアジョーダンもソールが加水分解で劣化していました。
スタンダードの仕様ではドット柄のVIBRAMフリーライドソールを使用します。
スニーカーにマッチするスポーティーなソールです。
こちらのエアフォース1はイエローのソールが印象的です。
通常はヒールとセットで使用するソールですが、イエローカラーのソールは一択でした。
既成概念には捉われません。
ソールも含めてNIKEという方には正直オススメしません。
ソールが変わっても履きたいという方は是非!
2021年
2月
19日
金
ルイヴィトンの膝丈のロングブーツです。
ブーツ丈を短くするシャフトカットとオールソール交換をご依頼いただきました。
スッキリした印象になりました。
ソールをベージュにすることでよりヴィトンっぽい感じになりました。
リップルソール(シャークソール)はインパクト抜群です。
元々ブーツの上部にあったLouis Vuittonのロゴを切り取って移植しています。
こちらのロングブーツは京都府北部よりご送付いただきました。
丈が長くて履く機会が無いので思い切って短くしたいとご依頼いただきました。
『イメージ通りの仕上がりで良かったです。なにか得した気分で嬉しいです。』とメッセージいただきました。
2021年
2月
11日
木
ソールの種類と共に何色にするか悩むのがコバの色です。
コバの色によって雰囲気が結構変わります。
画像のブーツはライトブラウン仕上げです。
こちらはベックマンのライトブラウン仕上げです。
明るくカジュアル感の強い印象です。
こちらはWHELL ROBEのミディアムブラウン仕上げです。
明るすぎずシックすぎず合わせやすいカラーです。
こちらはベックマンのダークブラウン仕上げです。
硬派で引き締まった印象です。
こちらのVIBERGもダークブラウン仕上げです。
ブラックほど重くなりすぎず、シックでシブいです。
色で迷われた方はダークブラウンがオススメです。
2021年
2月
04日
木
ウェルテッド製法の靴にとってウェルトは非常に重要なパーツです。
ウェルトのおかげで靴本体を傷めることなくソール交換することが可能です。
ウェルト自体を交換することは可能ですが、手作業で縫い付けるため、1万円以上いただく修理になります。
ウェルトが傷まないうちに早めに修理することが大切です。
今回はウェルトも削れていましたが、幸いにもウェルトと靴本体を縫い付けている掬い縫いの糸は切れておらず、ウェルト交換せずにオールソールすることが出来ました。
ウェルトは削れてしまっているため、交換したほうが仕上がりはキレイです。
財布に余裕のある方にはウェルト交換をオススメします。
修理屋さんによっては問答無用でウェルト交換になるかもしれません。
外見ではわからなくても、バラシてみるとウェルトが裂けていることが稀にあります。
その場合はウェルト交換費用が追加になりますので悪しからずご了承願います。
ウェルト交換することでシャキッとした印象になりました。
色を変えることも可能なので、雰囲気を変えることが出来ます。
2021年
1月
28日
木
コバのカラーはダークブラウン仕上げです。
ブラックほど重くなり過ぎず引き締まった印象です。
2021年
1月
11日
月
カンペールの定番モデルPEU CAMI(ペウ カミ)です。
特徴のあるデザインで人気があるのですが、ソールが劣化してしまいます。
明るいブラウンの革を挿し色にすることで雰囲気変わりました。
カンペール修理の定番VIBRAMフリーライドソールでオールソールしました。
ドット柄がかわいくて、カンペールに似合っています。
フラットなソールで色はブラックになります。
2021年
1月
08日
金
重くて履くのを諦めていたそうです。
モルフレックス素材のVIBRAM8365チェリーシートでオールソールしました。
持った感じでは重量が半分くらいに減った感じがします。
2021年
1月
07日
木
昨年末に福井県よりチペワのエンジニアブーツをご依頼いただきました。
beforeの写真を撮り忘れていたので、以前に修理した同じモデルの画像を使用しております。
よく見るとウェルトの色が異なっています。
レッドウィングのソール交換の定番であるVIBRAM4014ソールでのカスタムです。
エンジニアブーツでよくご依頼いただく人気の仕様です。
レザーミッドソールも交換しています。
コバのカラーはお客様からのご要望で、ミッドソールは明るめのブラウンで仕上げました。
色のコントラストが個性を主張しています。
バイクのシフトチェンジ時にアッパーを保護するためにシフトカバーを作成しました。
今回はつま先にスチールが入っていることもあり、本体には縫い付けずに貼り付けています。
使用状況によっては剥がれるリスクがありますが、交換が容易というメリットもあります。
ダミーではありますが、ステッチを入れて細部の仕上げにこだわっています。
お客様からは『希望通りにしていただき、とても満足しています。さらに愛着が増しました‼』とご連絡いただきました。
2021年
1月
01日
金
当店の代表的なラバーヒールをご紹介します。
VIBRAM社製の6mm厚スタンダードヒールです。
当店では一番リーズナブルなラバーヒールです。
VIBRAMスタンダードヒール 3,000円+tax
7mm厚のVIBRAMエクスプローションヒールです。
生体力学からデザインされた形状は滑り止め効果が高く、スムーズな歩行をサポートします。
VIBRAMエクスプローションヒール 3,300円+tax
7mm厚のコンチネンタルヒールです。
柔らかくてグリップ力があり、耐摩耗性が高い優秀なヒールです。
ゴールドのロゴは高級感があります。
当店イチオシのパーツです。
コンチネンタルヒール 3,500円+tax
10mm厚のVIBRAM5345サンライズヒールです。
耐摩耗性が高いです。
オールデンやスコッチグレインのトップリフト交換に最適です。
ヒールを少し高くしたい時や履きすぎてヒールベースが削れてしまった際の修理にもよく使用します。
VIBRAM5345サンライズヒール 4,000円+tax
他にも多数ご用意しております。
2021年
1月
01日
金
トップリフトとはかかとのパーツのことです。
大きく分類するとラバー・レザー・スポンジがあります。
それぞれメリット・デメリットがあります。
一番スタンダードなのがラバーリフトです。
ラバーは滑りにくいという特徴があります。
種類が豊富で厚みが6㎜~22㎜くらいのものがあるので、状態に合わせてチョイスできます。
価格もお手頃なものがありますので、こだわりが無い方はラバーを選ばれるといいでしょう。
レザーリフトは見た目がキレイで、高級感がある仕上がりです。
雰囲気重視の方にオススメです。
当店ではクエルチェ(LQ)やレンデンバッハの高品質なパーツを使用しています。
レザーリフトの弱点は滑りやすいことです。
しかし、レザーにはそんな弱点も魅力に変えてしまう力があるようです。
歩くたびにコツコツと鳴る音が好きという方も多いです。
スポンジリフトの特徴は軽さ・グリップ力です。
靴が軽いとやっぱり疲れにくいですよね。
弱点は減りの早さです。
減りに付随して起きるのが滑りやすさです。
スポンジは表面がツルツルになると滑りやすくなりますのでご注意ください。
2021年
1月
01日
金
気付いたらヒールのゴムが擦り減り、土台の革も削れていたということはありませんか?
ヒールベースの革が少し削れているくらいなら、継ぎ足し補強や少し厚めのトップリフトに交換で対応出来ます。
画像のようにガッツリ擦り減っている場合はヒールベース丸ごと交換します。
前と同じようにヒールベースは革で、トップリフトはラバーで仕上げました。
同じ革でも前のヒールベースの革は革くずを固めて作った圧縮革で、当店で使用しているヒールベースは本革なので、グレードアップになっています。
ヒールベース交換 3,000円+tax
トップリフト交換 3,000円+tax
ヒール丸ごと交換する修理としては一体型のブロックヒールにするという選択肢もあります。
厚みは20mmあります。
ブロックヒール 4,000円+tax
革のヒールベースを使用する修理のメリットとしては、革の枚数で高さを調整できることです。
次回のトップリフトの修理時には薄いトップリフトの交換で対応できるので、ブロックヒール交換よりもリーズナブルになります。
長い目で見ればお得かもしれません。
2021年
1月
01日
金
トップリフトの種類は大別してラバーとレザーの2種類に分けられます。
レザーヒールはレザーソールに合わせて付けられていることが多いです。
高級靴の多くにはレザーヒールが使用されています。
仕上がりがキレイで高級感があります。
当店ではクエルチェ(LQ)社製とJ.レンデンバッハ(JR)社製の高品質なパーツを使用しています。
LQレザーヒールは画像のV型(アローヘッド)の他に三日月型(ラスター)とカギ型(ダヴ)の3形状ご用意しています。
トップリフトの底面に色を塗っても、一度履いてしまえば擦れて色は無くなります。
それでも華やかに仕上げることがお客様の満足につながると信じています。
飾り釘も同様の理由で追加料金なしでオリジナル通りに施します。
LQレザーヒール 4,500円+tax
JRレザーヒール 6,000円+tax
2021年
1月
01日
金
つま先も擦り減りやすい箇所です。
つま先が尖がっている靴やダブルソールなどの硬いソールは履きこむまでは返りが悪い(反らない)ため、つま先への負担が大きいです。
こういう場合にするのがつま先補強という修理です。
つま先補強の種類にはラバー・レザー・つま先の3種類があります。
ラバーが一番オーソドックスです。
当店ではコンチネンタル製ラバーを使用しています。
つま先ラバー 3,000円+tax
レザーは元のレザーソールと同じ素材がご希望の方に良いです。
レザーにこだわりのある方にオススメです。
つま先レザー 3,000円+tax
トゥスチールは鉄なので、強度は抜群です。
靴好きの間では人気のあるアイテムです。
欠点は少し滑りやすくなる点と歩いた時に音が気になる点です。
滑るのが心配な方にはハーフソールとの併用をオススメします。
トゥスチールにはシルバーのヴィンテージトゥスチールとゴールドのトライアンフトゥスチールの2種類があります。
見た目と価格でお選びください。
ヴィンテージトゥスチール 4,000円+tax
トライアンフトゥスチール 4,500円+tax
2021年
1月
01日
金
2021年
1月
01日
金
ハーフソールとは靴底の前半分を補強する修理です。
ハーフソールにはラバー・レザー・スポンジとありますが、一番ポピュラーなのはラバーです。
前底がすり減って薄くなった靴や滑りやすい靴の補強に最適です。
グリップ力が上がり、滑りにくくなります。
意見が分かれるのが新品のレザーソールに貼るべきか貼らざるべきかという点です。
新品時のほうがキレイに安く仕上がります。
履きこんでからだと補強代が別途必要になることが多いです。
デメリットとしてはレザーソールの特徴である通気性が損なわれてしまいます。
もう一つデメリットを挙げると、ハーフソールを貼ることでソールが少し硬くなってしまう点です。
ソールが柔らかいレペットのような靴の場合は履き心地が変わってしまう恐れがあります。
逆に言えば、ラバーが衝撃吸収の役割を果たしてくれると言えます。
レザーソールが好きな方にはハーフソールはオススメしません。
2021年
1月
01日
金
ソールの中央に穴が開いております。
レザーソールに穴が開く頃が正しく修理のタイミングです。
革底が好きな方でヒールの摩耗が少なく、オールソールする必要が無い場合にはレザーハーフソールがオススメです。
一回目のレザーハーフソールです。
底縫いは縫い目が見えるチャネル仕上げに半カラス仕上げです。
修理費用はオールソールの半分くらいで済みます。
こちらは同じ靴に二回目のレザーハーフソールです。
こちらも前回と同様に半カラス仕上げに底縫いの縫い目が見えないヒドゥンチャネルで仕上げました。
ハーフソール修理の場合は当然ながら継ぎ目ができます。
継ぎ目ができることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、修理してる感をアピールできます。
『靴を修理して履く』ことが世の中の常識になることを願わずにはいられません。
2021年
1月
01日
金
オールソール依頼時にソールをレザーにするかラバーにするか迷われる方が多いです。
レザーソールとラバーソールのそれぞれの特徴を説明します。
レザーソールの特徴は通気性と足馴染みの良さです。
初めから柔らかいソールや履きこむほどに柔軟性が出てくるソールがあります。
快適性を重視する方に向いています。
耐久性も求められる方はオークバーグ鞣しのJ.レンデンバッハやバーカーのレザーソールがオススメです。
ラバーソールの特徴はグリップ力と耐摩耗性が優れていることです。
雨の日にも履きたい方や実用性を重視する方に向いています。
ビジネスシューズ用のラバーソールとしては丸い突起が特徴のダイナイトソールやVIBRAM2055ダイナイトタイプがオススメです。
こだわりや履くシチュエーションに合わせてお選びください。
2021年
1月
01日
金
ブーツにも使用するソールですが、当店でビジネスシューズのラバーオールソールと言えばほぼ二択です。
まずはダイナイトソールです。
エドワードグリーンやクロケットなどにも純正採用されており高級感があります。
丸い突起が出っ張っており、グリップ力に優れています。
ソールの厚みが少し薄いので、仕上がりがスマートです。
こちらはVIBRAM2055イートンソールです。
ダイナイトソールと酷似しています。
このVIBRAM2055ソールはダイナイトタイプとも呼ばれています。
VIBRAM2055ソールは耐久性に優れています。
よく歩く方に人気です。
ソールが厚いですが、ゴム質は柔らかく履き心地はソフトです。
ヒールも激似ですが、両者とも良い笑顔です。
一度顔に見えるとそれにしか見えません。
どちらを選んでも間違いないです。
ダイナイトオールソール 15,000円+tax
VIBRAM2055オールソール 15,000円+tax
2021年
1月
01日
金
当店で取り扱っているレザーオールソールの種類と仕様についてご紹介します。
底面は色を染めて仕上げます。
色はブラック・ダークブラウン・ミディアムブラウン・ライトブラウン・ニュートラル・半カラスからお選びいただけます。
スタンダードのイタリアレザーオールソールです。
イタリアのクエルチェ(LQ)社製のレザーを使用しています。
標準仕様は画像の通り、縫い糸が見えるチャネル・レザーヒール飾り釘仕上げです。
ラバーヒールへの変更が可能です。
LQレザーオールソール 16,000円+tax
クエルチェ社製ダークダニレザーオールソールです。
ベジタブルタンニンで長期間鞣される革は繊維が緻密でしなやかさと耐久性を兼ね備えています。
品質と価格のバランスがとれたレザーソールです。
ダークダニレザーオールソール 18,000円+tax
ドイツ製最高級のJ.レンデンバッハレザーオールソールです。
オークバークで鞣されたレザーソールはきめが細かく、防水性と耐摩耗性に優れ、丈夫で柔軟性があります。
クロケット&ジョーンズのハンドグレードやアレンエドモンズ等多くの有名メーカーでも使用されています。
J.レンデンバッハレザーソール 20,000円+tax ヒドゥンチャネル 2,000円+tax
イギリス製最高級のバーカーレザーオールソールです。
150年以上の歴史を持つ英国の老舗が作る最高級オークバークレザーソールです。
イギリスのビスポークメーカーが挙って使用していることからも品質は折り紙付きです。
当店では価格が一番高いレザーソールです。
バーカーレザーオールソール 21,000円+tax 半カラス仕様 1,000円+tax
こちらはスタンダードなイタリアレザーオールソールにヒドゥンチャネル・半カラスで仕上げにこだわった仕様です。
レザーソールのグレードによる仕上がりの違いはありません。
グレードによって差異が出るのは耐摩耗性と思っていただいて間違いないです。
耐久性を重視する方には高グレードのレザーソールをオススメします。
LQレザーオールソール ヒドゥンチャネル・半カラス仕様 19,000円+tax
2021年
1月
01日
金
ルブタンは高いヒールと赤い靴底が特徴ですね。
ルブタンはレッドソールを商標登録しており、模倣したとしてイヴ・サンローランが提訴されたことがあるそうです。
赤いソールの靴を製作する際は注意が必要です。
ソールに合わせてVIBRAM製の赤いラバーで補強しました。
赤色を持続することが出来ます。
補強だけでなく、滑り止めにも効果的です。
クリスチャン・ルブタン氏には『何を貼ってくれてんねん』と言われそうですが、
ハーフソールを貼っていることすら気づかれないようになるべく目立たないように仕上げさせていただいております。
関連ブログ⇒マグナーニ×カラーハーフソール
2021年
1月
01日
金
婦人靴ならではの修理をご紹介します。
側溝にはまってしまい、左足のヒールが破損してしまったそうです。
そんな時は落ち込まずに当店にお持ちください。
ヒールに巻いている革を新しく巻き直すことが出来ます。
スタック革という木目調の革で巻き直しています。
スタックヒールは好みの色合いに調整することが出来ます。
スタックヒール巻き替え 6,000円+tax
こちらは黒のスムースレザーです。
革の色味の差異が少ないタイプなので、一番好きです。
革の質感は多少変わり場合がありますが、ほとんどわからないと思います。
革の色がちょっとでも変わるの心配な方は思い切ってスタック革で巻き直すのがオススメです。
靴の印象はガラッとかわりますが、逆に違和感は少ないかもしれません。
スムースレザー巻き替え 5,000円~+tax
2021年
1月
01日
金
細いピンヒールの靴はシュッとしていて美しいです。
スタイルを重視する方には良いのですが、やはり快適性では劣るようです。
細いヒールが辛いと感じるようになったら、思い切ってヒールを交換するのはいかがでしょうか?
少し太めのヒールに交換しました。
安定感がUPして歩きやすくなるはずです。
溝にもハマりにくくなるので、怪我や靴の損傷のリスクも減ると思われます。
細いヒールで踏みつけてしまって、誰かに怪我をさせてしまうなんて心配も和らぐかもしれません。
ヒールのせいで好きな靴を履くのを諦めている方はご相談ください。
希望の形状のヒールが在庫や定番取り寄せにない場合は、ヒールをお探しします。
ヒール交換 7,000円+tax
ヒール探し +1,000円+tax
2021年
1月
01日
金
J.Mウエストンのゴルフというモデルです。
モデル名からも分かる通り、元々ゴルフ用シューズとして履かれていました。
悪条件で履くこともできる『堅牢』という言葉がピッタリな靴です。
カカトの内側の革が破れています。
靴擦れが原因です。
サイズの大きい靴を履いているとこんな風になりやすいです。
新しい革を当ててトップラインを縫い付けて補強しました。
破れていると見た目が悪いのはもちろんですが、履き心地も良くありません。
痛みが激しいと凹凸が出るので、早めに修理することをオススメします。
腰裏修理 2,000円+tax
こちらはVIBERG(ヴァイバーグ)のワークブーツです。
レッドウィングなどのブーツの腰裏は半円型のものが多いです。
こちらも新しい革を当てて縫い付けています。
ブーツ腰裏修理 2,500円~+tax
腰裏が傷みやすい方はサイズ調整することをオススメします。
靴ヒモをしっかり結ぶことも効果的なので お試しください。
サイズ調整のブログはこちら⇒サイズ調整
2021年
1月
01日
金
婦人靴のオールソール修理です。
少々の擦り減りなら、オールソールはオススメしませんが、ソールの劣化や特殊な構造の場合はオールソールするしか方法がございません。
このパンプスもレザーソールのつま先と中央にラバーが埋め込まれているため、オールソール修理となりました。
今回はラバーでオールソールしました。
当店のレディースオールソールはソール本体とヒールゴム交換がセットになります。
ヒール本体や巻革の交換はオプションになります。
レディースラバーオールソール 12,000円+tax
オプション
ヒール巻き替え +4,000円+tax
ヒール交換 +5,000円+tax
2021年
1月
01日
金
トリッカーズのカントリーです。
履き皺の箇所から裂けてしまっています。
パッチを縫いつけて補強しました。
ブローグ穴やステッチを入れて仕上げました。
修理してる感が出ますが、逆にアピールポイントにもなります。
ブラックだと目立ちにくいです。
カントリーブーツは手荒に履いた方が武骨な
雰囲気が出て似合っていると勝手に思い込んでいましたが、クラックが入ってからは後悔していました。
皆さんにはそうならないように日頃からの定期的なメンテナンスをオススメします。
2021年
1月
01日
金
バイクのシフトチェンジ時にアッパーを保護するためにシフトカバーを作成しました。
今回はつま先にスチールが入っていることもあり、本体には縫い付けずに貼り付けています。
使用状況によっては剥がれるリスクがありますが、交換が容易というメリットがあります。
正面からのアングルです。
ダミーではありますが、ステッチを入れて細部の仕上げにこだわっています。
2021年
1月
01日
金
サンダルは露出が多いので、中敷きの汚れや劣化が気になりますね。
気になったら、新しい中敷に交換しましょう。
新しい革で中敷を作製しました。
高級ブランドでも合成皮革を使用していることも多く、履いていなくても劣化してしまいます。
中敷を新しくするだけで、靴の印象もガラッと変わりますよ。
2021年
1月
01日
金
クロケット&ジョーンズのモンクストラップMALTONです。
今回はafterの画像からです。
見てもわからないと思います。
ヒントはこちらのお客様は指一本半入るくらいサイズが大きいということです。
今回は画像の1.5mm厚の革を半敷1枚・全敷2枚の計3枚入れました。
では何故そんなことをするかと言えば、理由は2点あります。
1点目はブランドのソックシートのロゴが見えるようにしたいからです。
2点目は市販のインソールでは調整できない最高のフィット感を可能にするためです。
お客様のご要望に見た目と履き心地の両面でお応えします。
ジョンロブのロゴもバッチリ残ります。
サイズ調整 4,000円~+tax
2021年
1月
01日
金
最近は靴磨きを趣味にされている方が増えてきているように感じます。
靴磨きは定期的にすることが大事なので、1か月に一回ぐらいの頻度でご自身でしていただいて、半年に一度ぐらいに当店にご依頼いただくのが理想です。
靴磨きは決して難しいことではないので、道具さえ揃えればプロに近い仕上がりにすることが可能です。
当店での靴磨きの工程をご紹介します。
1.コバを染色しワックスで艶出し
2.馬毛ブラシでほこり落とし
3.アッパーの汚れ落とし
4.デリケートクリームで保湿
5.油性クリームで栄養補給・補色
6.豚毛ブラシでブラッシング
7.羊毛クローブで拭き上げ
4.5の栄養補給の工程を乳化性クリーム一つで済ませるのが一般的ですが、当店では保湿効果の高いデリケートクリームと輝きと持続効果の高い油性クリームの二種類を使用しています。
靴磨きでは油性ワックスを使用しませんが、十分な艶が出ます。
より輝きを求められる方はハイシャイン仕上げをオススメします。
2021年
1月
01日
金
私物の『エドワードグリーン チェルシー202』です。
冠婚葬祭の時しか履かないので年に数回です。
だからこそ履く時は気合いを入れます。
つま先部分のキャップトゥにハイシャインを施しました。
よりフォーマル度が増す仕様です。
シューケア後に油性ワックスで仕上げます。
ハイシャイン 2,500円+tax
ハイシャインは日本語で鏡面みがきと言います。
『鏡』のように映るということです。
つま先にカメラが映っているのがおわかりいただけると思います。
ハイシャインのご依頼も承っておりますので、是非お持ちください。
磨き方法もご説明させていただきますので、ご興味のある方はお気軽にお申し付けください。
2021年
1月
01日
金
『そもそも革靴なんて洗えるの?』っていう疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
答えはもちろん『YES』です。
革と水は相性が悪いわけではありません。
洗い方とアフターケアを間違わなければ、効果抜群です。
今回はレッドウィングのベージュのスエードブーツをクリーニングします。
全体的に汚れて黒ずみ、色あせている状態です。
丸洗いクリーニングし、栄養補給することで毛ヅヤが戻り、発色も良くなりました。
クリーニングすることで汚れはもちろん、革の内部に溜まった老廃物もリセットできるので、衛生面が気になる方にもオススメです。
シミやカビの除去にも効果的です。
クリーニングは靴をキレイにするだけではありません。
深く入った皺や型崩れを改善することが出来ます。
普段からのシューケアで革のコンディションを整えることが大切ですが、シューケアでは対応できない場合は当店にクリーニングをご依頼ください。
クリーニング(短靴) 4,000円+tax
クリーニング(ブーツ) 5,000円+tax
2021年
1月
01日
金
転んで擦りむいちゃったそうです。
靴が足を守ってくれた証しです。
恩返しに修理してあげましょう。
キズ補修を施しました。
目立たなくなりました。
傷があったことも忘れてしまうかもしれませんね。
本当の恩返しは永く履いてあげることですね。
こちらは友人の靴でサツマイモと言われたことがあるそう・・・
足癖が悪いみたいです。
クリーニングで汚れを落とし、革の状態を整えてからキズ補修しました。
色気のある華やかな仕上がりにしました。
キズ補修(1ヵ所) 4,000円~+tax
2020年
12月
27日
日
2020年
11月
20日
金
2020年
10月
15日
木
2020年
7月
20日
月
こちらのナタリーは5年前のブログをご覧になり秋田県よりご依頼いただきました。
依頼書のコメント欄には奥様からの初めてのプレゼントなので一生使いたいと書かれていました。
奥様が聞いたらさぞお喜びされることでしょう。
VIBRAM2060スポンジソール仕様です。
天然クレープソールの損傷が激しい場合は
こちらのような思い切ったカスタムが必要です。
人とは違ったナタリーをお考えの方にはピッタリです。
つま先とかかとには革を当てて縫い付けています。
革はご希望の色でご用意させていただきます。
この仕様は経年の劣化が起こりにくく、長く履いていただけると思います。
こちらのナタリーは岩手県よりご依頼いただきました。
靴底が磨り減ったナタリーの場合は合成クレープソールで接地面を補強する修理が出来ます。
天然クレープソールは黒ずんでいるケースが多く黒いソールを使用するのですが、今回は全体的にキレイな状態でしたのでソールも明るめのカラーをチョイスしました。
お二方とも遠方よりご依頼いただき誠にありがとうございました。
2020年
4月
14日
火
新しく取り扱いを開始したソールのご紹介です。
VIBRAM9105GLOXI CUTソールです。
ソールに切れ込みが入っており、軽量化と屈曲性に優れています。
見た目もオシャレなので、レッドウィングのソール交換の定番になりそうです。
2020年
3月
29日
日
2019年
6月
13日
木
オールデンのコードバンシューズです。
バーガンディのVチップはオールデンらしい一足です。
コードバンの革は肉厚で丈夫というイメージですが、あくまでも良い状態での話です。
油分が不足するとかえって脆く裂けやすくなります。
コードバンになりやすい現象なので日頃からのケアと脱ぎ履きの際に注意が必要です。
上から革を当てて補強しました。
かかとの内側も擦れて傷んでいました。
靴もここまで履きこまれると本望かもしれませんが、これからもずっと履き続けられるようにお手伝いするのが当店の仕事です。
かかとに革を当てて補強する腰裏修理をさせていただきました。
これで見た目はもちろん、履き心地も改善されると思います。
仕上がりはお客様にもご満足いただけ、修理したことで愛着が増したとおっしゃっていただけました。
2019年
3月
06日
水
VIBRAM148ソールが純正で使用されているダナーライトですが、以前の修理でVIBRAM1276シエラソールに交換されています。
モジャというグリーン系のカラーリングがマッチしています。
VIBRAM7124リップルソールのオリーブでオールソールしました。
今回のソール交換でも前回のカラーリングを継承し、よりインパクトのあるソールをお選びいただきました。
フラットソールの選択肢はあまり多くないこともあり、ダナーにリップルソールを選ばれる方も多いです。
見た目のインパクトが抜群なので、イメージチェンジしたい方にもおすすめです。
2018年
12月
15日
土
CHIPPEWAのショートエンジニアブーツのソール交換修理のご紹介です。
CHIPPEWAの個人的な思い出と言えば、高校生の時にレッドウィングのブーツを買いに行った靴屋の店員さんにCHIPPEWAを薦められたことです。
圧が凄かったので未だに覚えています。
これからもCHIPPEWAのブーツを見るたびに思い出すことになるでしょう。
お客様からのソールご指定でVIBRAM4014ソールで修理させていただきました。
ソールを白にすることで程よくカジュアルダウンでき、タウンユース向きになります。
また、フラットなワンピースソールはバイクに乗る時のクラッチ操作の容易さから、バイカーに好まれています。
昔店員さんが薦めてくれた理由が靴修理人になってからわかりました。
CHIPPEWAは純正でVIBRAMソールを使用するなど材料や造りにこだわっている割には価格も手頃で、良心的なブランドだと思います。
2018年
10月
01日
月
ベルルッティのブローグ補修の修理です。
パンチドキャップトゥの四隅が裂けています。
贅沢にも一枚革のワンピ―ス仕様にブローグが施されています。
繊細で薄い革だけに耐え切れなかったようです。
お客様のご提案により、上から革で裂けているブローグを隠しつつ、補強しました。
元の雰囲気に近づけるため、ブローグ穴で装飾しました。
カーキがかったダークグレーだったので、色調に違和感が出るかなと心配だったのですが、上手く合わせることが出来ました。
お客様にも大変ご満足していただけて、何度もお礼を言っていただき、恐縮してしまいました。
何店舗にも断られたにもかからわず、諦めきれずに、遠方の当店を信用してご依頼された靴への思いに感服しました。
2018年
5月
18日
金
エドワードグリーンの代表作の一つである『カンタベリー』です。
アデレードデザインが印象的なパンチドキャップトゥです。
木型は傑作と謳われている202ラストでいかにもエドワードグリーンらしい一足です。
今回はソールが擦り減ってきたので、オールソールさせていただきました。
ドイツ産の最高級レザーのJ.レンデンバッハソールでオールソールさせていただきました。
長い年月をかけて作られるソールは耐久性が高いです。
底縫いの糸を隠すヒドゥンチャネルで仕上げています。
コバやヒール周りもコテや釘を駆使してオリジナルに忠実に再現しています。
最近はコテを作る鍛冶職人さんが少なくなってきたので、自分で加工して使っています。
道具類を自分の使いやすいように加工して使うのは靴を履きやすく修理するのと同じように永く大切に使う秘訣だとつくづく実感しています。
2018年
4月
11日
水
ジョンロブのフィリップⅡのダブルバックルというモデルです。
ジョンロブのダブルモンクと言えばウィリアムが有名なので初めはウィリアムと思い込んでいたのですが、どことなく違和感を感じて調べたところ、フィリップⅡにダブルモンクがあることを知りました。
フィリップⅡはウィリアムより細身でエレガントな印象です。
新品のレザーソールにする修理といえば、つま先を補強するトゥスチールですね。
今回は茶靴との相性抜群のゴールドのトライアンフトゥスチールをお選びいただきました。
極力段差が出ないよう自然な仕上がりを心掛けています。
時間帯や混み具合にもよりますが、基本的には即日お渡し可能です。
関連ブログ⇒トライアンフトゥスチール
2018年
4月
02日
月
ヒドゥンチャネルは直訳すると『隠された溝』という意味です。
レザーオールソールする際、ソールを接着してから縫うのですが、縫い糸がソールの表面に見える仕様を『オープンチャネル』といい、逆に見えなくするのが『ヒドゥンチャネル』です。
ヒドゥンチャネルはレザーソールの表面を革包丁で掻き上げて、縫い付けた後に掻き上げた革を伏せて縫い糸を隠す技法です。
こちらが掻き上げた革を伏せて仕上げたレザーソールです。
ソールの表面に縫い糸が出ないので、エレガントな仕上がりになります。
ジョンロブやエドワードグリーンなどの高級靴はこのヒドゥンチャネルで仕上げられています。
細部にも拘る方にはおすすめの仕様です。
エドワードグリーンのダブルモンク『ウエストミンスター』をレザーソールでヒドゥンチャネル・半カラス仕様にて仕上げさせていただきました。
エドワードグリーン好きの方にもご満足いただけるようオリジナルに忠実な仕上がりを心掛けています。
2016年
9月
21日
水
これ本当によく質問されます。
個人的にはいずれハーフソールを貼るつもりの方であれば新品の時に貼った方が良いと考えています。
人によっては新品時に貼るとソールが硬くなって反り返りが悪くなるので履き込んでから貼った方が良いという意見もあります。
確かに一理あります。
が、この質問される方の多くは出来るだけ永く履き続けたいと考えられているはずです。
新品時の修理であれば、厚みも均一に仕上がります。
最大のメリットは仕上がりがきれいです。
特にレディースで薄いソールの場合は少し履いただけで削れてしまいます。
また底を縫い付けてある靴の場合は部分的に糸が切れて剥がれの原因になります。
新品時にハーフソールを貼るのであれば糸を切ることなく貼ることが出来るためソールが剥がれてくる心配がありません。
見た目や雰囲気を損なうという理由でハーフソールを貼ることに抵抗がある方にはおすすめしません。
コストパフォーマンスや延命処置など考えずにレザーソールで履き続けましょう。
ソールがすり減ってきたら、潔くレザーオールソール修理するのが良いでしょう。
そんな方にはグレードの高いレザーソールをチョイスすることをおすすめします。
良質なレザーソールは耐久性も高いです。
確かにこのユニオンインペリアルの靴のようにレザーソールにきれいな刻印のある靴では躊躇してしまうかもしれませんね。
でも、一回履いてしまえば同じですよね。
修理に正解はありません。
最終的には自分のこだわりや価値観を大切にされるのが宜しいかと思います。
2016年
1月
22日
金
マグナーニのオシャレなドレスシューズです。
マグナーニの代名詞とも言えるオパンケ&ボロネーゼ製法の組み合わせに赤く染められたレザーソールが印象的です。
更になんといっても右足のヒール内側の赤い♡マークがインパクト大ですね。
そんな靴に惚れ込んだ方はソールの補強にもこだわりたいですよね。
そんな方にオススメの修理がこちらです。
ラバーハーフソールのレッドです。
革底にラバーを貼ることに抵抗をお持ちの方もいらっしゃいますが、今回のようにカラー重視で考えると合理的な修理方法だと思います。
オパンケ製法などの修理が難しいソールの場合はソールを傷めすぎないという意味でも効果的です。
レディースの靴はルブタンなど赤いソールが多いですね。
赤いソールが好きな方は是非!!
次はストールマンテラッシの青いソールに青いハーフソールを貼りたいです。
ご検討の方お待ちしております。
関連ブログ⇒ルブタン×赤ハーフソール
2015年
12月
11日
金
アレンエドモンズのロングウイングチップです。
いかにもアメリカらしいデザインですね。
この重厚感が堪りません。
シングルソールですが、つま先の補強にはこれが似合います。
こちらの修理は当日のお渡しも可能です。
お急ぎでしたら、ご遠慮なくお申し付けください。
当日の混み具合やご来店の時間帯によっては翌日のお仕上がりになる場合がございます。
関連ブログ⇒アレンエドモンズ×ヴィンテージスチール
2015年
11月
30日
月
レッドウイングカスタム依頼の最後の3足目です。
今回のエンジニアブーツはお客様がイメージされていた仕様にカスタムさせていただきました。
玄人好みのこだわりの詰まった仕様に仕上がりました。
ソールは前回のデッキシューズでも使用したVIBRAM1010ソールです。
ワンピースの白色フラットソールに変更したことで雰囲気がガラッと変わりました。
シャープで軽やかな印象です。
最大のこだわりは出し縫いのステッチをシングルからダブルにしたことです。
そのためにリウェルトも施しています。
更にカカト周りにもオリジナルには無かったステッチを掛けています。
ウェルトの存在感が抜群です。
お客様よりメールでコメントいただきました。
『打ち合わせ通りです。自分のイメージしていた以上の仕上がりです。
傷や汚れまで目立たなくなり大変満足しています。
かっこよくしてもらい、ありがとうございました。(抜粋)』
遠方よりご依頼いただきありがとうございました。
これで厳しい冬を乗り切って下さい。
2015年
8月
24日
月
『色の魔術師』と呼ばれるイタリアのフランチェスコ ベニーニョのブーツです。
実は私物です。でも自分で購入した靴ではありません。
友人から「もう履かないから、良かったら面倒見てくれる?」と譲り受けたのでした。
ベニーニョと言えば、結構なお値段のする高級靴です。
本人的には状態が状態だけに修理してまで履く気にはなれなかったようです・・・
確かに履き古している感が漂っていますね。
ここから自分好みのスタイルに仕上げるとこんな風になりました。
ソールは以前から履いてみたかったVIBRAM1276(通称シエラソール)にしました。
軍用ブーツのソールとして採用されていることからも性能は折り紙付きのはず。
フラットソールにすることで程よくカジュアルダウンを目指しました。
後は何と言っても、カラーリング。
明るくて淡い色は好みではなかったので、グリーンを重ね深みのある色合いにしました。
元のシミやくすみを活かすことで、リアルアンティーク調に仕上がりました。
手を入れてやれば、何とかなります。
S君、是非現物を観にお越しくださいm(__)m
関連ブログ⇒靴修理人の不養生?!
2015年
3月
06日
金
メールでお問い合わせいただくことが非常に多いクラークスのナタリー。
修理できないと思い込んでいる方も多いみたいですが、大概の場合は出来ます。
修理したい理由は人それぞれで、それによって修理方法が異なります。
靴の状態や仕上がり具合に応じて最適な修理方法をご紹介します。
先ずはカカトの減りだけが気になる方には、
カカトの部分補強が良いでしょう。
修理金額もお手頃です。
素材はオリジナルと同じ天然クレープ素材もご用意しておりますが、オススメは合成ゴム製の合成クレープ素材です。
合成クレープの方が耐久性に優れています。
カカトだけではなく、ソール中央も薄くなっている場合や天然クレープソールにご不満のある方にはこんな修理が良いんじゃないでしょうか。
合成クレープ素材で接地面を補強するオールソールです。
履き心地は少し硬くなりますが、逆に考えると安定感が増します。
天然クレープに見受けられる温度による変質が起こりません。
砂利がソールに食い込むなんてこともありません。
他の人と違った個性的なナタリーにしたい方には、こんなスタイルにすることもできます。
こちらはVIBRAM2060ソールで仕上げています。
つま先とカカト上部の巻き上げ部分は革を当てがって縫い付けています。
ソールは基本的にどんな種類のものでも取り付け可能です。
自分だけのナタリーにするのもアリですね。
靴の状態をベースにお好みと予算に応じてお選びください。
2014年
5月
21日
水
気付けば最近レディースの修理をあまりご紹介していませんでした・・・
今週はレディース修理をご紹介していきます。
今回はレディースのサンダル修理です。
サンダルは構造が簡素なため、トラブルが多いのも事実です。
シーズン本番前にチェックしてみてください。
サンダルで多いのがこのストラップ抜けです。
原因は接着力の問題もありますが、構造的な要因も考えられます。
このウェッジソールのような厚底のサンダルの場合、ソールの屈曲性が全く無いのでストラップへの負担が大きいです。
当然過度な力が掛かるといくら接着力が優れていても抜けてしまいます。
なので接着力だけに頼らない方法での修理がオススメです。
ストラップの先端に革を継ぎ足し、反対側のストラップに縫い付けています。
一本のストラップにして挟み込むことで、革がちぎれない限り抜けません。
一回抜けるということは以前と同じように接着するだけでは必ず再発します。
他の箇所のストラップが抜ける可能性も大です。
これで安心して履いていただけます。
関連ブログ⇒サンダルのストラップ抜け
2014年
4月
06日
日
エドワードグリーンのセミブローグ『カドガン』です。
202ラストでバーガンディアンティークフィニッシュと非の打ち所がありません。
実は自分もカドガンを所有しておりますが、ラストはスクエアトゥの606・・・
どこか違う?いや全然違う!もう隣の芝生状態です・・・
この靴を見てやっぱり「202ラストが一番エドワードグリーンらしい」とつくづく感じました。
つま先が減ってきたので、コンチネンタルトゥラバーで補強しました。
以前にヴィンテージスチールをお試しいただいている常連様ですが、金具が付いていると少し気になるということでラバーをご希望いただきました。
トゥスチールの音や滑りが気になる方に人気です。
こちらはトリッカーズの短靴カントリーです。
3回しか履いていないのに、つま先の減りが顕著です。
反り返りの悪いダブルソールの靴は特につま先が減りやすいです。
同じくコンチネンタルトゥラバーで補強しました。
トリッカーズの明るい茶系の靴のコバは赤茶っぽい色をしています。
オリジナルの雰囲気を損なわないように色調を整えて仕上げています。
関連ブログ⇒エドワードグリーンドーヴァー×つま先ラバー補強
2014年
3月
15日
土
ZAMPIEREというスペインの靴です。
元同僚の友人S君が持って来てくれました。
「サツマイモみたい」と言われたことがあるそう・・・
久しぶりに会ったので近況や昔の話に夢中でどんな風に修理するかはほとんど話さず、こちらから確認したのはラバーを貼っても良いかの一点のみ。
S君から帰り際に「お金が無いので安くあげてほしい」と一つだけ要望がありました。言われなくても分かってますよ~)^o^(
『もう絶対にサツマイモとは呼ばせないぞ!』と誓って・・・
S君の趣味嗜好を考えたら、こんな感じになりました。
普通なら少しやり過ぎなんじゃないと思ってしまいそうですが、彼のイメージにピッタリです!
ハーフソールとトップリフトには赤系ラバーで華やかに。
コバもレッドが際立つように敢えてラバーには色を付けませんでした。
つま先は足癖が悪いようで、キズだらけの上黒ずんでいました。
このままの状態で補色だけしてもマシになる程度なので・・・
クリーニング⇒キズ補修⇒栄養補給⇒補色のフルコースで
革の状態もすこぶる良くなり、色気のあるエレガントな仕上がりを目指しました。
全体は雰囲気を残しながらも、つま先からフマズ部分にかけてはパープル系のクリームを使ってグラデーションで仕上げました。
一番悩んだのが靴ヒモの色です。
初めはレッドかボルドーの同系色を考えていたのですが、思い切ってグリーンにしてみました。
靴ヒモのチョイスは喜んでもらえるかチョット心配でしたが、気に入ってもらえました。
S君のうれしそうな笑顔を見れたことが何よりの励みとなりました。
2013年
9月
23日
月
エドワードグリーンのセミブローグのカドガンです。
色はダークオークのアンティーク仕上げです。
エドワードグリーンの仕上げを堪能できる逸品ですね。
お履きの靴だったのでゆっくり写真を撮る時間が無く、靴本体の写真はありません・・・常連のお客様だったので、無理言って撮らせていただきました。
レザーのヒールが良く滑るとのご相談でしたので、ラバーヒールをご提案させていただきました。化粧釘が打ってあるとさらに滑りやすいです。
ラバーヒールの中でも今回は珍しいメーカーの材料です。
跳ね馬がトレードマークであるコンチネンタルのラバーヒールです。
コンチネンタルは日本では知名度があまり高くないですが、世界的には抜群の知名度を誇るタイヤメーカーです。
ベンツやマセラッティなどにも採用されており、欧州生産の新車着用率No.1です。
来年のワールドカップのオフィシャルスポンサーでもあります。
そう言えばこの前のコンフェデレーションズカップでもピッチ脇に広告が出ていましたね。
そんなトップブランドが作るラバーヒールなので品質を疑う余地はありません。
特徴は何と言っても、柔らかくクッション性が高いところです。グリップ力もあります。
「柔らかい=擦り減りやすい」という概念を打ち破ってくれる材質です。
修理している自分が驚かされました。
『信じるか信じないかは貴方次第です』(笑)
信じられない方は是非一度お試しください!!
2013年
7月
17日
水
珍しい修理ネタが無いので、元同僚の女の子がハーフソールの修理に持って来てくれたので紹介します。
ちなみに同い年生まれなので、もう女の子ではありま・・・m(__)m
以前からもよく利用してくれていて、他の修理屋さんとの違いを聞かれて、『仕上がりのこだわり』と答えたら、仕上がりを気にしたことがなく裏に貼ってあればそれでいいと思っていたと。
そんな方も多いかもしれませんが、価格以上に重視すべきだと思うのですが・・・
ということで、ハーフソール修理の仕上がりの良し悪しのチェックポイントを説明します。
1つ目のチェックポイントは裏のソールとハーフソールの継ぎ目です。
段差や隙間が無いかです。
包丁での切れ込みの下準備や貼り合わせ方で差が出ます。
触ればわかるので、素人の方でも良し悪しの区別がしやすいと思います。
2つ目のチェックポイントは横からみたときの継ぎ目です。
ハーフソールの削り残しによる段差が無いか、がたつきが無いかです。
隙間ができているのは論外です。
キレイに仕上がっているものは継ぎ目の線も見えにくいです。
サイドの仕上がりの良し悪しの区別は少し難しいかもしれませんが、あなたが見てキレイと思えるかどうかでいいと思います。
きっちり仕上がっている靴は相対的に長持ちする傾向にあると考えます。
靴を磨いてキレイにしているのと同様に、足元を引き締めてくれます。
大事に扱うことにより愛着も増してきます。
単に靴を修理するだけでなく、『REPAIRISTのこだわり』を感じ取ってもらえればうれしいです。
わかったかな?
子育てだけでも大変やのに、仕事との両立はスゴイわ。頑張って!!!