2024年
1月
24日
水
ヴァレンティノガラヴァーニのパンプスです。
女性客の少ない当店では滅多にお見掛けしないブランドです。
ご依頼いただいたのは常連の男性です。
新品のパンプスのレザーソールにする修理といえば、ハーフソール補強ですが、問題となるのが何色のラバーにするか?です。
ご本人ならその場で確認できるので意思を尊重できるのですが、代理人の場合は当店の意向でお勧めします。
自然な仕上がりを重視していますので、基本的にはコバの色に近いカラーをオススメしております。
しかしながら、最終的な判断はお客様にお任せしますので、ご納得いただくカラーをお選びいただけます。
こちらはサルトルのショートブーツです。
毎年サルトルはご依頼いただくのですが、冬にしか見た記憶がないです。
滑り止めにとハーフソール補強しました。
コバもソールも黒いのでブラック一択です。
2022年
1月
20日
木
京都府北部よりご来店いただき、配送で返送させていただきました。到着後メールにてご連絡いただきました。
『想像以上に綺麗に直して頂きありがとうございます。愛着があり、長年を共にしてきたブーツがまた新たによみがえり大変嬉しく思います。これからも大切に履きたいと思います。本当にありがとうございました。』(一部抜粋)
カンペールのソール交換は元通りにはいきませんが、元の雰囲気に近づくよう仕上げさせていただきます。
2021年
1月
08日
金
重くて履くのを諦めていたそうです。
モルフレックス素材のVIBRAM8365チェリーシートでオールソールしました。
持った感じでは重量が半分くらいに減った感じがします。
2021年
1月
01日
金
ルブタンは高いヒールと赤い靴底が特徴ですね。
ルブタンはレッドソールを商標登録しており、模倣したとしてイヴ・サンローランが提訴されたことがあるそうです。
赤いソールの靴を製作する際は注意が必要です。
ソールに合わせてVIBRAM製の赤いラバーで補強しました。
赤色を持続することが出来ます。
補強だけでなく、滑り止めにも効果的です。
クリスチャン・ルブタン氏には『何を貼ってくれてんねん』と言われそうですが、
ハーフソールを貼っていることすら気づかれないようになるべく目立たないように仕上げさせていただいております。
関連ブログ⇒マグナーニ×カラーハーフソール
2021年
1月
01日
金
婦人靴ならではの修理をご紹介します。
側溝にはまってしまい、左足のヒールが破損してしまったそうです。
そんな時は落ち込まずに当店にお持ちください。
ヒールに巻いている革を新しく巻き直すことが出来ます。
スタック革という木目調の革で巻き直しています。
スタックヒールは好みの色合いに調整することが出来ます。
スタックヒール巻き替え 6,000円+tax
こちらは黒のスムースレザーです。
革の色味の差異が少ないタイプなので、一番好きです。
革の質感は多少変わり場合がありますが、ほとんどわからないと思います。
革の色がちょっとでも変わるの心配な方は思い切ってスタック革で巻き直すのがオススメです。
靴の印象はガラッとかわりますが、逆に違和感は少ないかもしれません。
スムースレザー巻き替え 5,000円~+tax
2021年
1月
01日
金
サンダルは露出が多いので、中敷きの汚れや劣化が気になりますね。
気になったら、新しい中敷に交換しましょう。
新しい革で中敷を作製しました。
高級ブランドでも合成皮革を使用していることも多く、履いていなくても劣化してしまいます。
中敷を新しくするだけで、靴の印象もガラッと変わりますよ。
2015年
3月
06日
金
メールでお問い合わせいただくことが非常に多いクラークスのナタリー。
修理できないと思い込んでいる方も多いみたいですが、大概の場合は出来ます。
修理したい理由は人それぞれで、それによって修理方法が異なります。
靴の状態や仕上がり具合に応じて最適な修理方法をご紹介します。
先ずはカカトの減りだけが気になる方には、
カカトの部分補強が良いでしょう。
修理金額もお手頃です。
素材はオリジナルと同じ天然クレープ素材もご用意しておりますが、オススメは合成ゴム製の合成クレープ素材です。
合成クレープの方が耐久性に優れています。
カカトだけではなく、ソール中央も薄くなっている場合や天然クレープソールにご不満のある方にはこんな修理が良いんじゃないでしょうか。
合成クレープ素材で接地面を補強するオールソールです。
履き心地は少し硬くなりますが、逆に考えると安定感が増します。
天然クレープに見受けられる温度による変質が起こりません。
砂利がソールに食い込むなんてこともありません。
他の人と違った個性的なナタリーにしたい方には、こんなスタイルにすることもできます。
こちらはVIBRAM2060ソールで仕上げています。
つま先とカカト上部の巻き上げ部分は革を当てがって縫い付けています。
ソールは基本的にどんな種類のものでも取り付け可能です。
自分だけのナタリーにするのもアリですね。
靴の状態をベースにお好みと予算に応じてお選びください。
2014年
5月
21日
水
気付けば最近レディースの修理をあまりご紹介していませんでした・・・
今週はレディース修理をご紹介していきます。
今回はレディースのサンダル修理です。
サンダルは構造が簡素なため、トラブルが多いのも事実です。
シーズン本番前にチェックしてみてください。
サンダルで多いのがこのストラップ抜けです。
原因は接着力の問題もありますが、構造的な要因も考えられます。
このウェッジソールのような厚底のサンダルの場合、ソールの屈曲性が全く無いのでストラップへの負担が大きいです。
当然過度な力が掛かるといくら接着力が優れていても抜けてしまいます。
なので接着力だけに頼らない方法での修理がオススメです。
ストラップの先端に革を継ぎ足し、反対側のストラップに縫い付けています。
一本のストラップにして挟み込むことで、革がちぎれない限り抜けません。
一回抜けるということは以前と同じように接着するだけでは必ず再発します。
他の箇所のストラップが抜ける可能性も大です。
これで安心して履いていただけます。
関連ブログ⇒サンダルのストラップ抜け
2013年
7月
17日
水
珍しい修理ネタが無いので、元同僚の女の子がハーフソールの修理に持って来てくれたので紹介します。
ちなみに同い年生まれなので、もう女の子ではありま・・・m(__)m
以前からもよく利用してくれていて、他の修理屋さんとの違いを聞かれて、『仕上がりのこだわり』と答えたら、仕上がりを気にしたことがなく裏に貼ってあればそれでいいと思っていたと。
そんな方も多いかもしれませんが、価格以上に重視すべきだと思うのですが・・・
ということで、ハーフソール修理の仕上がりの良し悪しのチェックポイントを説明します。
1つ目のチェックポイントは裏のソールとハーフソールの継ぎ目です。
段差や隙間が無いかです。
包丁での切れ込みの下準備や貼り合わせ方で差が出ます。
触ればわかるので、素人の方でも良し悪しの区別がしやすいと思います。
2つ目のチェックポイントは横からみたときの継ぎ目です。
ハーフソールの削り残しによる段差が無いか、がたつきが無いかです。
隙間ができているのは論外です。
キレイに仕上がっているものは継ぎ目の線も見えにくいです。
サイドの仕上がりの良し悪しの区別は少し難しいかもしれませんが、あなたが見てキレイと思えるかどうかでいいと思います。
きっちり仕上がっている靴は相対的に長持ちする傾向にあると考えます。
靴を磨いてキレイにしているのと同様に、足元を引き締めてくれます。
大事に扱うことにより愛着も増してきます。
単に靴を修理するだけでなく、『REPAIRISTのこだわり』を感じ取ってもらえればうれしいです。
わかったかな?
子育てだけでも大変やのに、仕事との両立はスゴイわ。頑張って!!!